那須がバブル期にリゾート化を遂げられたわけとは?|那須の歴史Part2

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こんにちは。皆さんは、最近自分の周りの景気が良くなっていると感じますか?

「とても良い」という人もいれば、「そんなに感じない」という人もいらっしゃるかもしれません。

街の人に聞くと「景気が良い」と答える方は少ないかもしれませんが、現在日本の経済状況はバブル期以来の高水準で、株価も高値を更新している経済全体としては上向きの状態なのです。

そんな経済が好調な時には、企業活動が活発になったり開発が進んだりします、

そして、那須も過去のある好景気の時代において、一気にリゾート化を遂げました。

今回は、那須が好景気の時代に発展を遂げた「一大リゾート化までの歴史」についてお話ししていきます。

 

高度成長期の60年代から開発が始まる

日本で有数の別荘地、リゾート地と言われる那須ですが、那須がそう呼ばれるようになったのは、戦後の高度経済成長期、特に1960年代いざなぎ景気の頃です。

当時、車、エアコン、カラーテレビは新三種の神器と呼ばれ、一般家庭の消費を刺激し、所得増加に伴って消費が増えた家計は、レジャーに対する消費の割合も増加していきました。

レジャーとしては、ゴルフ、スキーがこの時代に大衆化のタイミングを迎え、新たに遊園地が私鉄大手などの企業によって始められました。

この時、那須に建てられたのが那須ハイランドパークです。

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高度成長期の1969年に開業した「那須ハイランドパーク」

1969年に開園したこの施設は、那須のレジャー施設の先駆け的な存在であり、今でも営業を続けています。

この那須ハイランドパークに続く形で、バブル期に入ってから、那須サファリパーク那須りんどう湖LAKE VIEWといった、多くのレジャー施設が建設されました。

中でも、那須りんどう湖LAKE VIEWは、「湖」の周りにつくられた那須最大級の複合レジャー施設で、毎年多くの観光客を集めています。

しかし、その誕生のルーツを知る人はなかなかいません。

那須レジャー施設誕生のルーツについてもう少し深く見てみましょう。

 

火山がリゾート化の行く手を阻む!?

1960年代に始まる那須のリゾート開発は、活火山である茶臼岳(別称、那須岳)麓の那須高原で行われてきました。

この火山活動と地形との関係こそ、那須リゾート化のルーツを知る上で欠かせない要素です。

那須は、活火山群である那須連山の麓に位置する地域であり、火山が起こした活動の爪痕が至る所に残っています。

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りんどう湖周辺にはデコボコした小山がいくつか連なる地形になっており、これは那須連山の噴火活動によって山体崩壊が起き、山の一部が流れ山となって麓に移動してきたことで形成されました。

他にも、那須のあちこちには大きな岩石が散在しており、これも火山の噴火によって飛んできた岩がそのまま残っているというものです。

この大きな岩石や流れ山によるデコボコした地形のために、那須の開発は難航してきたわけですが、だからこそ大きなリゾートになり得たという部分もありました。

 

手つかずの戦略が功を奏す

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那須で最大級のレジャー施設那須りんどう湖LAKE VIEWは、火山によって形成された歪な地形の上につくられました。

那須が日本で初めてだと言われる観光用の牧場も、山麓の土地で農作物の栽培ができなかったがゆえに見出せたことです。

そして、那須がバブル期を代表する一大リゾートとなり得たのは、それまで開発が進まず、未開拓の自然が那須に多く残っていたためです。

つまり、この地が長い間手つかずであったことが功を奏して、那須は一気に一大リゾートへと変貌を遂げられたというわけです。

かつて家庭の間でレジャーへの消費が増大し、日本がバブルを迎えた時期那須は活気を得ました。

経済が成長し好景気を迎えるいま、那須が活気を取り戻す日が近づいているのではないでしょうか。

 

那須の観光・宿泊に関する記事はこちら↓

宿泊もあり!那須を最高に満喫する観光スポット6選

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<目次>

~厳選観光スポット6選~

1.森の中に佇む日本一のパン屋さん〈PENNY LANE(ペニーレイン)〉

2.有名芸術家の作がいつでも鑑賞できる〈藤城清治美術館〉

3.目玉のジップラインは迫力満点〈りんどう湖レイクビュー〉

4.九尾の伝説が語り継がれる火山麓の名所〈殺生石〉

5. 歴史ある牧場で那須のグルメを堪能〈南ヶ丘牧場〉

6. コースター数日本最大級の遊園地〈那須ハイランドパーク〉

~おすすめ宿泊プラン2選~

〇絶景パノラマビューを眺められるゲストハウス「ザ・ビュー千景台」

〇2018年7月OPENの新コンセプト別荘「プライベートガーデン青葉台」

 

今回は、数ある施設の中から厳選した6選の観光スポットをご紹介します‼

おすすめの宿泊プランも紹介していますので、是非ご一緒にご検討ください。

〇【客室タイプ】プライベートガーデン青葉台01(素泊) 1室39,000円~(1室6名まで)

〇【客室タイプ】プライベートガーデン青葉台03(素泊) 1室39,000円~(1室6名まで)

〇【客室タイプ】プライベートガーデン青葉台04(素泊) 1室39,000円~(1室6名まで)

その他の「那須」に関する記事はこちら:

那須を巡る旅!貸別荘に泊まって食べる・観る・感じるを体験する - NasuHigh’s diary

那須の歴史①-日本初の牧場リゾートができるまでの話 - NasuHigh’s diary

 

  1. 森の中に佇む日本一のパン屋さん『PENNY LANE』

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HPより参照(http://pennylane.company

人知れず数多くの有名パン屋が集まる那須の中で、隠れ有名スポットとして人気を集めているのが「PENNY LANE(ペニー・レイン)」です。過去にはTVチャンピオンの日本一のパン屋さんを決める大会で優勝をしたこともあり、絶品のパンの数々が味わえます。またお店は店主のビートルズ好きを反映した作りになっており、随所に見えるビートルズの作品が全国からビートルズファンを集めているほどです。おすすめはTVチャンピオンでの優勝の立役者となった「ブルーベリーブレッド」です。訪れる人全員が買っていくほどの定番の一品になっていますので、是非ご賞味ください。

[店舗詳細]

営業時間:8:00~17:00(レストランは18:00迄)

定休日:なし 

電話:0287-76-1960

住所:栃木県那須郡那須町湯本656-2

店舗URL:http://pennylane.company/

 

  2. 有名芸術家の作品がいつでも鑑賞できる『藤城清治美術館』

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HPより参照(http://fujishiro-seiji-museum.jp/

光が作り出す影を巧みに利用した「影絵」で有名な芸術家・藤城清治さんの常設美術館が那須にはあります。「那須藤城清治美術館」は、同氏の芸術活動70年を記念して建てられた初の常設美術館で、巧みな影絵作品を多く取り揃えています。影絵は、簡単に言えば太陽に手をかざしてきつねの顔を作るような手遊びの発展形ですが、制作の過程では重ねる紙の枚数や色、材質を調節して微妙な色の濃淡を表現する精密な技術なのです。

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HPより参照(http://fujishiro-seiji-museum.jp/

美術館の入り口へは、最初の門をくぐってから森の中の遊歩道を通って、四季折々の自然を楽しみながらたどり着くようになっています。入り口に着くまでのところで、既に作品を楽しむための工夫がなされており、道中は作品の中に出てくるキャラクターも出てくるので、作品の中に入り込んだ気分で楽しんでくださいね。

[施設情報]

入館料:一般1,600円 / 中学生以下1,100円(3歳未満無料)

営業時間:9:30~17:00(入場受付16:00迄、夏季は16:30迄)

定休日:毎週火曜日

電話:0287-74-2581

施設HP:http://fujishiro-seiji-museum.jp/

 

  3. 目玉のジップラインは迫力満点『りんどう湖レイクビュー』

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HPより参照(https://www.rindo.co.jp/

人工の湖の周りに作られた那須最大級のレジャー施設那須りんどう湖レイクビュー」。この辺りは昔灌漑用のため池を作るために開拓された土地で、いまではアスレチックやアトラクション、レストランといった、さまざまな施設が立ち並ぶ一大レジャー施設になりました。広い土地を活かした動物のパレードやセグウェイの試乗といったアトラクションが有名で、中でも全長220mのジップラインは世界初の湖上を走るジップラインとしてパークの目玉アトラクションになっています。

[施設情報]

入園料:大人1,600円 / 小学生以下800円(乗り放題パス付き 大人5,100円 子供3,900円)

営業時間:通常 9:00~17:00(詳細はHPのカレンダーをご確認ください。)

定休日:なし 

電話:0287-76-3111

施設HP:https://www.rindo.co.jp/

 

  4. 九尾の伝説が語り継がれる火山麓の名所『殺生石

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とちぎ旅ネット「殺生石」より参照(https://www.tochigiji.or.jp/spot/6996/

那須で最大のミステリースポットと言えばここ、古くからの言い伝えが今も残る殺生石です。周囲を山に囲まれて木々が茂る平地の中に、唯一草木が生えずごろごろとした石が転がる道を進んだ先に殺生石はあります。山肌の斜面のところに柵で人が近づけないように仕切りを付けて残されており、これは昔美女に化けて帝の命を奪おうとした九尾の狐が退治され、石に姿を変えた後も毒ガスを噴出して周囲の生き物を殺めているという伝説の名残だそうです。稲荷神社の起源となったという狐の伝説が残る石には、興味が湧いてきますね。

[施設情報]

最寄りのビジターセンターの営業情報

営業時間:8:30~17:30 

定休日:毎週水曜

電話:0287-074-2301

アクセス:那須ICから県道17号線を北進30分

 

  5. 歴史ある牧場で那須のグルメを堪能『南ヶ丘牧場

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HPより参照(http://www.minamigaoka.co.jp/

牧場リゾートの始まりと言われ、今も牧場を営みながら観光客を集めるのが南ヶ丘牧場です。戦後の開墾時代から続く那須の牧場の歴史を学んだり、酪農を活かしたグルメや、パターゴルフや釣り堀といったアクティビティを楽しんだりすることができます。さらに、牧場内にある4つのレストランでは、それぞれ那須ご当地グルメを楽しむことができるんです!中でも「お食事処 庄屋」で食べられる、牧場産の牛肉を使ったハンバーグ定食は種類豊富で大人気です。

[施設情報]

入園料:無料

営業時間:8:00~17:30(季節によって変動あり。)

定休日:なし 電話:0287-76-2150

住所:栃木県那須郡那須町湯本579

施設HP:http://www.minamigaoka.co.jp/

 

  6. コースター数日本最大級の遊園地『那須ハイランドパーク』

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那須で最大の遊園地と言えばここ那須ハイランドパーク」です。北関東最大の遊園地であり、アトラクション数は43個、遊園地の他に、森の中に作られたアスレチックも完備しています。遊園地の方は、大人が乗って楽しい絶叫コースターから、子供でも乗れる優しめのコースターまでとにかくアトラクションが豊富なんです!ジェットコースター以外にもスプラッシュコースターや最新ダークライド、ボルダリングといった従来の遊園地にはなかったような遊具が楽しめます。

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2017年にオープンした森の中のアスレチック「NOZARU」は、有名YouTuberのFisher'sさんに取り上げられたことでも話題になりました。「ニンゲンに飽きたら、ノザルへようこそ。」のキャッチフレーズ通り、大きな木々に囲まれた森の中でからだを動かして空中を移動すれば、非日常的な感覚になれること間違いなしです。大人用と子供用の二つのコースが用意されているので、小学生以下の小さなお子さんでもアスレチックを楽しむことができますよ♪

[施設情報]

入園料:大人1,600円 / 小学生以下800円(乗り放題パス付き 大人5,300円 子供3,700円)

営業時間:9:30~17:00(詳細はHPのカレンダーをご確認ください。)

定休日:冬季休園日あり(NOZARUは9~11月火・水曜定休)

電話:0287-78-1150(NOZARU予約:0287-78-2900)

施設HP:http://www.minamigaoka.co.jp/

 

  おすすめ宿泊プラン

那須と言えば別荘地、せっかく那須に来たらなら貸別荘に泊まって別荘を体験していくのも良い思い出になります。別荘に泊まるとなると気になるのがお値段ですが、別荘一棟当たりの価格は1泊4~6万円なので、6人で泊まれば一人当たり1万円程度で泊まることができるんです。

ここでは、おすすめの貸別荘宿2選を紹介します。

1. 友達と一緒に泊まれる「ザ・ビュー千景台」

〇【客室タイプ】ザ・ビュー千景台02(素泊) 1室39,000円~(1室6名まで)

〇【客室タイプ】ザ・ビュー千景台03(素泊) 1室39,000円~(1室6名まで)

〇【客室タイプ】ザ・ビュー千景台04(素泊) 1室39,000円~(1室6名まで)

 

  2. 家族でゆっくり過ごすなら「プライベートガーデン青葉台

〇【客室タイプ】プライベートガーデン青葉台01(素泊) 1室39,000円~(1室6名まで)

〇【客室タイプ】プライベートガーデン青葉台03(素泊) 1室39,000円~(1室6名まで)

〇【客室タイプ】プライベートガーデン青葉台04(素泊) 1室39,000円~(1室6名まで)

 

【那須の貸別荘プランvol.4】「Star Walk 2」を使って貸別荘で星空観察を楽しむ

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 皆さんは、「Star Walk 2」というアプリをご存知でしょうか?

「Star Walk 2」は、Vito Technology社が販売する天体観測アプリで、2010年にリリースされた「Star Walk」の後を継ぐものです。

「Star Walk」は、Appleの初代iPadが発売された時期ということもあり、iOS向けアプリの中で最もダウンロードされたアプリの一つでもありました。

 今回は、そんな人気天体観測アプリを使った、貸別荘でのユニークな過ごし方についてお伝えします。

 

■「Star Walk 2」の機能とは?

天体観測アプリとは、一体どんなことができるものなのでしょうか。

まず、今回紹介する「Star Walk 2」の主な機能は、現実の方角や景色に合わせて星座の形と名称を表示させられることです。

星空を眺めている時、「いまこの空には何座が見えているんだろう」と星座の名前や形が分からず困ったことがある方も多いと思います。

「Star Walk 2」では、スマホタブレットをかざすとその方角にある星座を線で結んでくれるので、現実の空と画面とを見比べて星座を見ることができるのです。

さらに、このアプリが他のアプリとは一線を画しているのが、現実の夜空に重ね合わせて星座を浮かび上がらせられることです。

いわゆる、AR(拡張現実)という技術を用いたもので「Star Walk 2」では、カメラ機能を利用して実際の星を認識しながら、画面で星座の線を重ねることができるので、画面越しに星と星とがつながる様子が確認できます。

つまり、最新の技術を使って天体観測が何倍も楽しめるようになっているというわけです。

Star Walk 2 Ads+: 3D 星座表, 天体観測

Star Walk 2 Ads+: 3D 星座表, 天体観測

  • Vito Technology Inc.
  • 教育
  • 無料

 

■コンテンツを追加購入できる

基本的に無料で使える「Star Walk 2」ですが、課金購入のできる追加コンテンツがあります。以下がその追加コンテンツの内容になります。

「星座アップグレード」(120JPY)

「遠距離天体」(120JPY)

「拡大された太陽系」(120JPY)

「衛星」(120JPY)

「惑星」(120JPY)

以上5種類の機能アップグレードと、追加で定期的に表示される広告を非表示にする「広告非表示パック」(360JPY)があり、これら全てを含む「オールインワンセット」(720JPY)はお得なまとめ買いのセットになっています。

それぞれ主な機能は、天体をより近くで詳細に見れるようになったり、それに関連する説明書きを読めるようになることですが、その一覧は以下の通りです。

 

「星座アップグレード」

=88個の星座を立体的に見たり、関連する神話を読んだりできるようになる。

「遠距離天体」

=銀河系外の星団、星雲を立体的に見たり、説明を読んだりできるようになる。

「拡大された太陽系」

=銀河系内の小惑星、彗星、流星群の現在の位置や説明を見れるようになる。

「衛星」

ISS人工衛星の現在の位置や説明を見れるようになる。(海外の衛星は英字)

「惑星」

=太陽系惑星又はそれ以外の表面詳細や説明を見れるようになる。

 

各アップグレードでは、天体に近づいて360°から詳細にその姿を見えるようになるだけでなく、天体に関する説明も読めるようになるので、さまざまな知識を得ることができます。

どんな方にアップグレードがおすすめかと言うと、「天体に関する雑学に興味がある」「どうせなら星座の詳しい情報を知りたい」といった、星に関する情報・知識を少なからず知りたいという方ですね。

一方、「あの星座は何で、この星座はあそこにある」というような、星座の位置を知りたいだけの方は、追加購入の必要はないかもしれません。

ただ、非課金のままだと定期的に広告が表示されてしまうので、単品購入で「広告非表示」だけしておくのも良いと思います。

 

■絶景パノラマビューを望む貸別荘で天体観測

ここまで星空観察が楽しめる「Star Walk 2」の魅力について紹介してきましたが、「あれ、でも天体観測って自宅でそんなに楽しめないよ」と思われた方もおられるかもしれません。

そんな方におすすめしたいのが、「絶景のパノラマビューを望む貸別荘での星空観察」です。

貸別荘とは、旅館に泊まるのと同じような感覚で、一軒の別荘で1泊ゆっくりと過ごすしながら、自分たちだけのプライベートな空間でゆっくりと疲れを取ることができます。

それぞれ別荘によって内装、外装は異なり、二階建てのいわゆる豪邸というものから、高台の上に立つ見晴らしの良いものまでさまざまです。

その中で、那須の千景台にある「ザ・ビュー千景台」は、絶景のパノラマビューが眺められる新コンセプトの別荘として2018年7月にオープンしたばかりでなので、今回おすすめしておきます。

www.pure-cottages.jp

もちろん「Star Walk 2」は、自宅でも楽しむことができますし、季節によってさまざまな星座を見ることができますので、旅先でも活躍してくれるでしょう。

是非、これを機に星空観察を始めてみてはいかがでしょうか。

 

 

那須の歴史①-日本初の牧場リゾートができるまでの話

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 那須と言えば、那須高原那須別荘地のように、「自然豊かなリゾート地」という印象が強い方も多いかと思います。

 しかし、その成り立ちは、農作物のできない高地、水を得るためには厚すぎる地盤、あちこちに巨大な火山岩が散在する荒野、といった極めて立地的に不利な環境でした。

 誰も手が付けられないようなひどい荒野状態だったこの那須高原に着手し、見事そのリゾート化を成し遂げた先人たちがいました。

 今回は、そんな先人たちの開拓当時の工夫を交えながら、那須の歴史を紐解いて行きたいと思います。

 

「湯治」の名所としての始まり

f:id:NasuHigh:20180902184024p:plain出典:温泉と歴史|那須高原・那須温泉のお宿|那須温泉旅館協同組合|栃木県

 那須の歴史の始まりはいまから約1300年前、温泉に浸かって身体を治癒する「湯治」の目的で利用されてからだと言われています。

 昔から、温泉は身体の傷や疲れを癒す効果があるとされ、良質な温泉の湧くこの那須にも治癒目当てで多くの人が訪れていたのです。

 これは、現在那須に訪れる人の目的が「静養」である場合が多いことを考えると、当時那須を訪れていた人といまの旅行者が同じものを求めていると理解できますね。

 那須の温泉は、最初に那須温泉(別名「鹿の湯」、そこに溜まっていた湯で鹿が傷を癒していたことからこう名づけられた)が見つけられてから、その後板室温泉新那須温泉も新たに温泉として開拓されていきました。

 明治時代には、鉄道や道路の発展と共に温泉街が整備され、日本でも有数の温泉地となっていったのです。

 

 しかし、那須に転機が訪れました。

 第二次大戦後、食料増産と失業者保護のために未開拓地の入植が始められたのです。

 那須は、それまでの温泉地としてだけではなく、居住地としての開墾の必要が出てきました。

 

「火山」と「高地」が開拓の進歩を阻む

f:id:NasuHigh:20180902191034p:plain出典:趣美人の那須高原ぶらり旅 奥の細道名勝地に指定那須高原「殺生石」の情景と九尾の狐伝説

 それまで温泉地として人気を集めていた那須ですが、温泉には火山によってできた火山性の温泉と、そうではない非火山性の温泉があり、那須温泉は不運にもその前者でした。

 那須の土地は、過去の噴火によって大量に噴出された火山灰や、粉砕されることなくそのままの巨大な岩石があちこちに散在していました。

 それに加えて高地で気温も低いことから、お米や野菜などの農作物を栽培することが難しく、開拓にはとても不利な環境でしたが、先人たちは農作物を諦め、酪農に力を注ぐ選択をしました。

 背水の陣で挑んだ酪農でしたが、酪農は高地でも行うことが可能で、チーズや牛乳、肉といった多品目の食料をそこから作り出せるため、入植者の生活を支えることになりました。

 

 さらに、酪農を始めた牧場では思わぬ出来事もありました。

 それは、心身治癒を求めて那須の温泉に訪れていた人たちの牧場への見物です。

 温泉を入ったあとの余った時間で、その暇つぶしにと牧場の牛を見に訪れて来たのです。

 始めの内は、自由にご覧くださいとしていたのを、「せっかくなので今朝採れた牛乳をどうぞ、牛乳から作ったソフトクリームもぞうぞ」と次第におもてなしが進むようになりました。

 牧場が観光施設として利用されるようになったのは、この那須が始まりだそうです。

 こう見てみると、観光はどこから生まれて来るのか予想できないものだと思います。

 

 再び「観光」の町へ

 那須はこうして酪農を一つの転機に、居住地としての環境を整えていきました。

 そして同時に、牧場を新たな資源とする「観光」の町としての可能性も見えてきたように思います。

 しかし、振り返ってみてください。

 もともと那須には「湯治」を特徴とする温泉があり、それを求める人々訪れる形で町全体として栄えてきました。

 那須に何か魅力があって、そこに人が集まってくるという構造から見れば、那須は昔から典型的な「観光」の町であったと言えるのです。

 

 さまざまな観光資源を有し、いまでも年間1400万人の観光客を迎える那須、その歴史に今回は注目してきました。

 次回、那須のリゾート化・・・高度経済成長期にかけての成長の話・・・をお送りしますので、是非そちらも楽しみにしていてください。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

那須を巡る旅!貸別荘に泊まって食べる・観る・感じるを体験する

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こんにちは!

8月も猛暑が続く中、皆さんはどちらでお過ごしになられましたでしょうか。

今回は、これまで貸別荘の紹介を行ってきた那須別荘地周辺の、グルメや美術館、隠れた名所など、那須の魅力を巡るツアーのプラン紹介を行います。

皆さんならどこに行きたいか、イメージしながら見てくださいね。

 

1.那須高原&那須別荘

 

那須高原と言えば、天皇陛下の別荘である【御用邸】もあるほど、古くから避暑のための別荘地として愛されてきました。

天皇に愛された理由はおそらく、豊かな自然過ごしやすい気温でしょう。

高原の上から見下ろすパノラマビューは、昼の晴れ模様もさることながら、夜のライトアップした街も綺麗です。

那須高原を見下ろすと言えば殺生石と言う、那須の名物観光地に行って見るのをおすすめします。

あとは、せっかく来たのであれば那須の名物の一つとも言える別荘に泊まるのもおすすめです。

貸別荘であれば、1泊から別荘体験を味わうことができますし、何をしようか悩まずとも、広々とした家はゆっくりくつろぎリフレッシュすることに適しています。

絶景を望む「千景台」の別荘は特におすすめです。

 

www.travel.co.jp

www.pure-cottages.jp


2.日本一のパンがある「PENNY LANE(ペニー・レイン)」

 

 別荘に泊まって、心地良い朝に食べたくなるものは何ですか?

そう、

「パン!」

ですよね。

過去の記事(家電マニアも驚き!那須貸別荘で使える最新キッチン用品を紹介します)でもお話したように、「千景台」別荘にあるトースターはバルミューダ製の「世界一のトーストが焼ける」トースターなっているので、一度それを使ってパンを食べてみるのも良いです。

 そんな時に、おすすめなのが「千景台」からも近いところに店を構えるパン屋さん「PENNY LANE」です。

ここは、2004年に各テーマの食の頂点を決めるテレビ番組TVチャンピオン において、見事他の候補者を退けて優勝を果たし、一躍有名になりました。

当時番組でも紹介された「ブルーベリーブレッド」を始めとした絶品のパンの数々、そしてオーナーのビートルズ好きを反映したユニークな店構えは、訪れる価値ありです。

店にはイートインのできるデッキスペースもあるので、天気の良い日には森林浴を楽しみながらの朝食も楽しめますよ。

www.travel.co.jp

 

3.芸術を堪能できる藤城清治美術館」

 

朝ご飯を済ませた後は、芸術鑑賞におすすめな藤城清治美術館」に行ってみてはいかがでしょうか。

70年を越える芸術活動を称えて建てられたこちらの美術館は、全国でも数少ない藤城清治さんの常設美術館になっています。

作品としては、「影絵(手や切り抜いた紙に当てた光を障子や壁紙に映し出す影を用いた絵画手法)」が有名で、独特なメルヘンとも、ファンタジーとも言える世界観とのコラボが見所です。

また、那須だけの特徴として周囲が自然に囲まれているため、美術館の門をくぐって入り口までのところに長い遊歩道があり、そこから既に楽しむことができます。

彼の作品を知っている人も、そうでない人も、行ってみて良いのではないでしょういか。

matome.naver.jp


4.おすすめグルメの数々

 

ランチに、ディナー、最後は那須に訪れたからには食べておきたい、おすすめグルメの紹介をしておきたいと思います。

 

・手打ち 焔(https://tabelog.com/tochigi/A0905/A090501/9011436/

 あっさりとコクのある比内地鶏のスープと自慢の手打ち麺。那須食べログ第1位。

 

 ・ステーキハウス 寿楽(https://tabelog.com/tochigi/A0905/A090501/9002608/

 那須のブランド和牛を楽しめる有名精肉店。色んな種類のステーキが味わえます。

 

南ヶ丘牧場https://www.tochinavi.net/spot/home/?id=1530

 

「お食事処 庄屋」「ジンギスカンハウス サンガ」「ミルク茶屋」では、数多くあるハンバーグ定食や、名物の牧場ラーメン、牧場独自のバニラソフトクリームを楽しむことができます。

 

・ル・ロージェ(https://www.pure-cottages.jp/restaurant/rosier.html

那須別荘TOWAピュアコテージ内にあるレストランで、和牛のグリルや季節のパスタといった洋食をバイキング形式で食べられます。宿泊者の方はプランで選ぶことができるのでおすすめです。

 

まとめ

今回は、那須の名所をツアープランとしてお伝えしてきました。

これらの他に追加で行きたいところを入れても良いですし、行きたいところだけをピックアップして巡るのも良いでしょう。

貸別荘に泊まれば、色んなところを忙しく回ることはできないかもしれませんが、別荘でくつろいで名物のパン屋さんでゆっくり朝食を取るような、疲れを取る旅も良いと思います。

是非那須の別荘地でゆっくりと休日を過ごしてみてください。

【那須の別荘宿泊プランvol.3】2018年7月Newオープンの青葉台別荘に泊まる

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こんにちは! 

今回は、那須ハイランドリゾートに新しくオープンした『プライベートガーデン青葉台03』(01・03・04の内の一つ)をご紹介します。

 外観から見て取れる新築感!

 一体、どんな内装になっているのでしょうか?

まったりくつろげるプライベート空間

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ガラス窓から見える自然の風景!

玄関に入るとまず大きなガラス窓があり、そこからきれいな自然の風景が映り込んでいます。

同時に窓が採光の役割を果たしてくれているので、玄関全体が明るいです。

玄関がきれいだと内装にも期待が持てますね。

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 広いだけでなく、天井も高い。

リビングはただでさえ広い床面積に加えて、天井が高くなっているので、体感としてはかなり広く感じるでしょう。

家具には木製のソファやテーブル、淡いグレーの絨毯が使われているので、温かみのある雰囲気です。

部屋の外側に見えるウッドテラスは、専用で使える屋根付きのテラスになっているので、景色を眺めるも良し、家族だけでBBQも楽しむも良しの、まさにプライベートテラスです。 

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本格的なシステムキッチン!

リビングを進んだ左手には、収納の多い本格的なキッチンと、キッチン家電の数々が取り揃えられています。

以前、こちら 家電マニアも驚き!那須貸別荘で使える最新キッチン用品を紹介します - NasuHigh’s diary の記事で紹介させて頂いたように、青葉台別荘の家電にはバルミューダ製のものなど、最新のキッチン家電が導入されています。

広いキッチンで本格的に料理をしても良いですし、パンとコーヒーで優雅な朝食を取るのもおすすめです。(注意:貸別荘にパンの事前準備はございません。コーヒーのみ人数分ご用意しております。)

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二階にはベッドルームがあります。

自然に囲まれた景色を見ながら目覚める朝は、なんと格別なことでしょうか。

ベッドもふかふかしていて気持ちよさそうですね。

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再び一階に降りてみましょう。

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 洗面台とトイレはどちらも和風で統一され、トイレでありながら茶室を彷彿とさせられるような煌びやかさになっています。

 お風呂の浴槽に浸かって脚を伸ばせば、日頃の疲れも取れ、最高にリラックスできること間違いなしです。 

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おわりに

『プライベートガーデン青葉台』は、2018年7月にオープンした新コンセプトの別荘で、「別荘の非日常感を味わいながら、まるで自宅にいるかのようにリラックスできる」別荘です。

 家族で休日のリラクゼーション目的に泊まりに来ても良いですし、カップルでデートプランを組んで訪れるのも楽しいでしょう。

 旅行プランの新定番として「別荘旅」を 考えてみてはいかがでしょうか。

 

《今回ご紹介させて頂いた別荘はこちら》

新コンセプトリゾートハウス『プライベートガーデン青葉台』🌳

www.pure-cottages.jp

豪邸のリビング大調査!那須貸別荘のリビングを比較してみた

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こんにちは!

今回は、豪邸と言えば気になるのがリビング、別荘のような大きいお家のリビングってどれ位なのか、皆さん知りたくありませんか?

一般の家庭ではありえないような広さ、別荘ならではのおしゃれさなど、特徴的なリビングの数々を比較してみていきたいと思います。

では、最初のリビングです!

1.ベッド6台大勢で泊まれる別荘

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ベッド6台大勢で泊まれる「リゾートハウスF」(https://www.pure-cottages.jp/plan/90

 まず一つ目は、3LDKでベッドが計6台もある広々別荘のリビングです。

 手前にローテーブル、奥に食事用のダイニングテーブル、その奥にキッチンが壁向きに配置された、つなぎのリビングダイニングキッチンです。

 床面積が広いだけでなく、天井も吹き抜けになっているので、より広く感じられます。

 手前のソファだけでも7~8名腰かけられるので、かなり大勢で泊まっても問題ないですね。

 

 2.吹き抜けがロフトに繋がるログハウス

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ロフトが魅力的なログハウス「リゾートハウスC」(https://www.pure-cottages.jp/plan/87

 二つ目は、二階がロフトになっていて吹き抜けでつながるログハウスのリビングです。

 一階には暖炉があって、壁面は全て木材でできているので、温かみが感じられます。

 リビングの真ん中にはローテブルがあって、皆で机を囲って地べたに座る形式です。

 さらに奥に行くと、ダイニングキッチンにも繋がっていて、そこにはダイニングテーブルもあるので、食事はこっちでして、くつろぐ時はローテブルを囲むというスタイルも良いでしょう。

 

3.家族でくつろげる新リゾートハウス

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新コンセプトリゾートハウス「プライベートガーデン青葉台04」(https://www.pure-cottages.jp/plan/80

 三つ目に紹介するのは、ブログでも何度か紹介している「プライベートガーデン青葉台のリビングです。

 まるで家にいるかのようにリラックスすることができるこの別荘は、リビングも自宅のような仕様になっていて、テレビを正面にソファでくつろぐことができます。

 家族3~4人やカップル同士で泊まっても快適に過ごせるようになっているので、別荘で少し贅沢なリビングを味わいたいという方にはおすすめですね。

 

 4.絶景のパノラマビューが眺められる新ゲストハウス

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絶景パノラマビューゲストハウス「ザ・ビュー千景台02」(https://www.pure-cottages.jp/plan/79

 四つ目に紹介するのは、こちらもブログで取り上げたことのある「ザ・ビュー千景台」のリビングです。

 このリビングの魅力は何といっても窓から那須高原の絶景ビューが眺められることです。

 景色が良く見えるように壁の二方向がガラス戸になっており、リビングのソファに座ってゆっくり外を眺めることができます。

 広大な自然を眺めてリラクゼーションを味わう休日を体験しませんか。

 

 5.1階と2階にログテラスのある別荘

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石のお風呂とログテラス付き「リゾートハウスA」(https://www.pure-cottages.jp/plan/49

 五つ目は、リビングダイニングキッチンが24畳と那須貸別荘の中でも随一の広さを誇る別荘のリビングです。

 リビングからは一階と二階に二つあるログテラスの方に出られるようになっていて、窓の外には自然の木々を眺めることができます。

 リビングとキッチンの間にはカウンターもあるので、そこで食事をしても良いですし、作った料理をカウンターから出すことも可能です。

 

 6.超広々LDKのある別荘

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天然温泉付き3LDK「リゾートハウスB」(https://www.pure-cottages.jp/plan/47

 そして、最後が那須貸別荘で最も広い31畳のLDKを持つ別荘のリビングです。

 LDKは階段を挟んで全てつながっており、キッチンからはリビングを見下ろせるようになっています。

 リビングのソファだけで座れるスペースが4人分、ダイニングテーブルで5人分、さらにリビングの横に同じ広さの和室があるので、かなりの人数を収容することできます。

 さすが別荘と言わせんばかりの広さですね。

 大人数でわいわい騒ぐも良し、家族や友人同士でスペースを広く使ってゆっくりくつろぐも良しです。

 

まとめ

今回は、貸別荘のリビングに焦点を当ててご紹介してきました。

大きな別荘のリビングでテレビを見ながらくつろげば、日頃の疲れも取れてリラックスできること間違いなしです。

他の貸別荘も見て見たいという方はこちらのホームページからご覧ください。

www.pure-cottages.jp